臨床研修の環境
立地について
JR盛岡駅は新幹線停車駅で交通の便が良いので東京や仙台の学会や研究会ならば日帰りもできます。
東京駅までは約2時間10分、仙台駅までは約50分です。
また、岩手医科大学にも近いので大学院に進学しても講義に出席しやすいことや、平日の夕方からの研究や抄読会などに参加も可能です。
臨床研修の特色
ありふれた疾患をきっちり診療
当院はコモンディジーズの患者さんが多く、プライマリケアを研修するには最適な環境です。
ゆえに、ありふれた疾患をきっちり診療することができます。
コ・メディカル研修を必修化
当院ではコ・メディカル研修を必修としています。
1年次の4月に、実際に体験研修します。
- 看護部(一般病棟や救急外来など)
- 薬剤部(調剤や薬剤指導など)
- 検査部(血液・尿・細菌検査など)
- 放射線部(実際に被験者になって画像を撮影など)
- 栄養課(調理など)
以上のような体験研修を経て、チーム医療の原点を学びます。
当直はファーストタッチが原則
月4~6回の日直・当直と午後の外来診察は研修医が診察を行います。
まず、自分で患者さんに問診、診察、検査をして自分なりの診断をしてから上級医に報告して治療にあたります。
当直明けの午後は基本お休みです。
死亡症例検討会
研修医もプレゼンテーション
毎週行われる死亡症例検討会には研修医が担当した症例は研修医自身がプレゼンテーションすることによって一つ一つの症例の振り返りを行います。
病理部があるため病理診断や剖検も当院で行われています。
超音波検査教室
希望者対象
研修医の希望があれば、検査技師さんにお願いして腹部超音波検査のコツや奥義を教えてもらえます。
各種講習会研修の義務
- BLS(心肺蘇生法)
- ACLS(成人の二次救急処置法)
- PTLS(外傷の初期診療法)
以上の受講は必修です。
希望があればPALS(小児の二次救急処置法)の受講も可能です。
費用は病院が負担します。
研修環境を整備
医療用シュミレーターを整備して研修医の診療技術アップを図っています。
操作方法は担当の先生が直接指導し各自練習を積み重ねます。
研修医向けの図書、雑誌、文献検索サイトを整備し自由に閲覧が可能です。
災害医療
盛岡赤十字病院は厚生労働省指定の災害拠点病院であり、災害時の救急対策の基幹病院です。
研修医も災害発生時には災害医療に参加します。
総合病院として充実した専門科数
専門科一覧
内科6科
- 消化器内科
- 循環器内科
- 血液内科
- 脳神経内科
- 呼吸器内科
- 総合診療科
外科系7科
- 一般外科
- 整形外科
- 脳神経外科
- 耳鼻科
- 皮膚科
- 眼科
- 泌尿器科
産婦人科
- 腫瘍性疾患を含めた婦人科
- 34週以降の帝王切開および正常分娩を行う産科
小児科
市内小児科輪番を8回程度負担し、地域中核病院として機能
麻酔科
麻酔科専門医からの2か月にわたる指導で基本的な循環、呼吸管理を学ぶ。
放射線科・血管内治療科
放射線科専任医師が4名在籍し、CT、MRI、核医学、血管内治療を幅広く行っている。
病理科
院内での病理解剖が迅速に行え、また病理診断および検討が迅速に対応可能。
緩和ケア科
平成20年度から新たに立ち上げ、Best Supportive Careを実現する。