病理診断科

病理診断科のご案内

病理医は1人で、技師は3人(細胞検査士の有資格者)です。また、週に1回岩手医大から病理医が応援に来てくれます。

病理部の仕事について

主に次の4つの仕事を担当します。

  • 1:病理組織標本の作製および病理組織診断(凍結迅速標本を含む)
  • 2:細胞診標本の作製および診断
  • 3:病理解剖
  • 4:写真撮影
    例)手術で摘出された臓器の肉眼写真や、手術室や外来、病棟での病変部の写真撮影など

病理組織検体数は年間におよそ3,000件で、このうちおよそ60件が凍結迅速標本であり、凍結迅速標本は勤務時間以内なら予約なしで受け付けています。
各科から検体が提出されていますが、件数的には消化器内科、産婦人科、外科が多く、泌尿器科と耳鼻咽喉科がこれに次いでいます。
外科は手術数が多く、どうしてもブロック数が多くなります。

細胞診は年間およそ8,000件です。子宮頸部および体部の擦過細胞診、乳腺や甲状腺、その他表在性腫瘤の吸引細胞診、尿や胸・腹水などの液体検体の細胞診、胆管ドレナージでの胆汁検体などが主な細胞診の検体です。
産婦人科外来はスクリーニングの検体が常時持ち込まれています。外科外来での乳腺吸引細胞診は迅速に近い状態で報告書を提出しています。

病理解剖の過去5年は年間に3~7例で剖検数は近年著しく減少しています。
原則として24時間受け付けています。3ヶ月以内に報告書を発送するよう努めています。

研修医は2年間で剖検例の1例をCPCとして院内あるいは地域医療研究会で発表し、まとめを盛岡赤十字病院紀要に掲載することになっています。

病理業務支援システムについて

2017年9月より岩手医大および各岩手県立病院と共通の病理業務支援システムが当院にも導入されました。
このことによって病理組織標本・細胞診標本の作製が便利になり、検体の取り違えの可能性が低下し、一貫してデータを保存することができるようになりました。
臨床からしても電子カルテでの病理・細胞診報告書を検索するのが楽になりました。

岩手県下あるいは東北地方の病理医、細胞検査士とは学会・勉強会を通じてコミュニケーションがとれるように努めています。
院外からの検体および剖検依頼は受け付けておりません。

※外来診療は行っておりません。

担当医

医師

門間 信博(モンマ ノブヒロ)

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採用情報
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岩手県盛岡市三本柳6地割1番地1
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外来受付時間日・祝
8時30分-11時00分