感染管理室室長 挨拶
副院長 兼 感染管理室室長 藤原 純
私たちは3年の長きにわたる新型コロナウイルスのパンデミックを経験し、感染対策の重要性を再認識しました。病院における感染防止の考え方は、まず、感染症から患者を守り、職員を守り、それによって病院機能を守り、ひいては地域の医療を守ることにあります。
感染管理室では、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、事務員がチーム(Infection Control Team=ICT)となって協力し、感染防止の知識と技術の向上、療養・医療環境の改善、抗菌薬適正使用支援、サーベイランスなどの活動をしています。近隣の医療施設とも連携、協力して、地域の感染対策の向上に貢献しています。
病院の感染管理に関する課題は、新型コロナウイルス感染症をはじめとする新興感染症の発生に対処するだけではなく、近年、社会的にも問題となっている様々な抗菌薬に対して耐性となった多剤耐性菌などにも注視していくことが重要で、ICTでも耐性菌の検出には注意し、迅速な対応を心がけています。
これからも院内感染を防止するための対策をとる場合があります。患者さんとご家族の方々には、ご不便をおかけするかもしれませんが、ご理解とご協力をお願いいたします。
感染防止基本方針
ICTの取り組み
2024/07/04 | 新興感染症発生を想定した訓練を実施しました |