盛岡赤十字病院看護部では、組織の理念や役割に基づく質の高い看護実践ができる能力と赤十字の使命である救護活動ができる能力を開発することを目的とし、専門職として自律性を持ってキャリア開発ができるように支援を行っています。
キャリア開発
赤十字の医療施設全体で導入している「赤十字医療施設のキャリア開発ラダー」のシステムに基づき、個人の臨床看護実践に応じた研修を企画しています。
日本赤十字社のキャリア開発ラダーには、
- ① 看護実践者
- ② 看護管理者
- ③ 看護教員(専門学校)
- ④国際活動要員
の4コースがあり、どのラダーも実践者レベルⅢまでは共通しています。
段階別到達目標の概要
レベルⅠ
指導や助言を受けながら安全に看護活動できる。
(新卒者が1年間で身につける看護実践能力)
レベルⅡ
自部署で自立して看護活動ができる。
レベルⅢ
自部署でリーダーシップを発揮しながら看護活動を行い、スタッフ指導にも関わり、災害時の救護活動に従事できる。
レベルⅣ
看護部全体に影響力を及ぼしながら、医療の質向上をもたらす看護活動を行う。
レベルⅤ
施設全体に影響力を及ぼしながら、医療の質向上をもたらす看護活動を行う赤十字事業の推進者。
赤十字研修と災害救護活動
わたしたちは、キャリア開発ラダーのレベルに合わせた赤十字の研修や災害救護活動の訓練を受けて、災害救護班のメンバーとして活動しています。