放射線技術課

放射線画像診断技術課
放射線管理技術課

放射線画像診断技術課、放射線管理技術課では、放射線科医、看護師、医療事務とともに患者様に寄り添い、チーム医療に貢献しています。

14名の技師(2020年12月現在)で各種検査や放射線治療、休日・夜勤の急患対応などの業務を行っています。

装置一覧

一般撮影装置:4台
  • FUJIFILM Console Advance 4台
    (FPD CALNEO Smart)
ポータブル撮影装置:2台
  • SHIMADZU社製 MobileDaRt Evolution
    GE社製 AMX4+
  • FUJIFILM DR CALNEO Smart モバイル
    (FPD CALNEO Smart)
マンモグラフィ撮影装置:1台
  • FUJIFILM社製 AMULET Innovality
透視撮影装置:3台
  • SHIMADZU社製 SONIALVISION safire:2台
  • Canon社製 Ultimax-i:1台
CT撮影装置:2台
  • 80列CT Canon社製 Aquilion Prime SP i Edition:1台
  • 16列CT Canon社製 Aquilion16:1台
MRI撮影装置:1台
  • 3.0T Canon社製 Vantage Galan 3T/Focus XG Edition
循環器撮影装置:1台
  • PHILIPS社製 Azurion7 B20/12
RI装置:1台
  • GE社製 Discovery NM
放射線治療装置:1台
  • VARIAN社製 CLINAC iX

検査のご紹介

一般撮影

一般撮影はレントゲン撮影とも呼ばれる検査で、胸やお腹、全身の骨などの写真を撮影しています。

撮影室は4部屋あり、各部屋にFPD(フラットパネルディテクタ)が導入されているので、従来よりも被ばくの低減が可能となっています。

また、私たち自身も少ない被ばくと画質の両立を心がけています。

マンモグラフィ撮影

マンモグラフィ撮影は乳房を圧迫した状態でX線撮影をすることで、乳腺の疾患を発見する検査です。

特に乳がんの初期症状の一つである石灰化を写し出すのに適しています。

圧迫による痛みを伴いますが、しっかり圧迫することで被ばく低減、画質向上につながります。

当院では基本的に女性技師が撮影しています。

透視撮影

X線を使用して体内を透視し、その様子をモニターでリアルタイムで観察しながら撮影する検査です。

さらに、バリウムなどの造影剤と呼ばれる薬を用いることで、X線だけでは見えづらい体内の臓器などを観察することができます。

撮影室は3部屋あり、外科、消化器内科、泌尿器科、整形外科など、様々な診療科の検査を行っています。

胃のバリウム検診を行うのもこの部屋になります。

CT撮影

X線を人体に多方向から照射して得られた情報をコンピューターで計算することによって、体を輪切りにしたような画像を撮影します。

様々な部位を詳しく見ることができる検査です。

ヨード造影剤を用いて、より詳しく観察する場合もあります。

撮影室は2部屋あり、1台は2020年に導入した最新の装置です。

この装置はAI機能を搭載しており、少ないX線でも綺麗な画像を作成してくれるため、被ばく低減と高画質を両立できます。

MRI撮影

MRI(磁気共鳴画像)は、強力な磁石と電波を用いて体の内部情報を画像化しています。

他の検査と違い放射線を使いませんので被ばくの心配はありません。

1回の検査の中で何種類もの画像を撮影します。造影剤を使わずに、血管の描出をすることもできます。

強力な磁石の中で撮影するため、金属類の持ち込みはできません。

また、ペースメーカーを装着している方はMRI対応のものを除いて検査を行うことができません。

その他、体内に金属類がある場合や刺青、メイクなどによっては検査に影響が出る可能性があるため、撮影前には詳しくチェックを行っています。

また、当院では原則、更衣をしてからの検査としています。

血管造影検査、心臓カテーテル検査

カテーテルと呼ばれる細い管を血管から挿入し、X線透視画像で確認しながら目的部位の血管まで進めていきます。

目的の血管に到達すると、造影剤を用いて血管が狭窄や閉塞を起こしていないか確認します。

狭くなっている血管にはバルーンカテーテル(風船のように膨らむ管)やステント(網目状の金属の筒)を用いて拡張する場合もあります。

当院では、主に心臓や下肢の血管の検査を行っています。

RI検査

RI検査はRI(Radio Isotope:放射性同位元素)を用いた放射性医薬品を体内に投与し、目的とする臓器や組織に集まった放射性医薬品から放出されるγ線をカメラで撮影します。

得られる画像からは臓器の血流や機能など、他の検査では分からない情報が得られます。

検査に用いる放射性医薬品は微量で、半減期(放射能が減衰する時間)が短いものなので、人体への影響は心配ありません。

放射線治療

放射線治療は、手術、化学療法と並ぶ3大がん治療法の1つです。

高エネルギーX線や電子線といった放射線によって、がん治療を行います。がんとその周囲のみに放射線をあてるため、臓器の機能や形態を温存することができます。

当院では、1日1回、週5日(祝日や土日を除く)の日程で治療を行います。

疾患や治療方法、治療目的などにより、必要な回数は異なります。がんによる痛みや出血などの症状を緩和させる目的で放射線治療を行う場合もあります。

通院で治療が可能な場合も多いので、仕事との両立についてもご相談頂ければと思います。

認定資格取得一覧

認定機構 専門・資格名称 人数
日本乳がん検診精度管理中央機構 検診マンモグラフィ撮影診療放射線技師 1名
日本X線CT専門技師認定機構 X線CT認定技師 3名
日本核医学専門技師認定機構 核医学専門技師 1名
日本放射線治療専門放射線技師認定機構 放射線治療専門放射線技師 2名
放射線治療品質管理機構 放射線治療品質管理士 2名
日本医療情報学会 医療情報技師 3名
日本診療放射線技師会 画像等手術支援認定診療放射線技師 1名
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