アルツハイマー病治療薬「レケンビ」治療について
アルツハイマー病ではアミロイド病理が生じ、この変化が生じるとタウ蛋白変性が生じるといわれます。治療開始にはアミロイドの蓄積の証明が必要となりますので、当院へご紹介いただいた後は、アミロイドの証明の検査を進めます。なお、適用判断時にアミロイドPET検査を希望される場合は、当院から孝仁病院を紹介いたします。
ご紹介をいただく前に下記についてご確認をお願いいたします。
ご紹介の際は、診療情報提供書(レケンビ投与希望者紹介用)【Excel】
にチェックをお願いいたします
1.認知機能について(対象になりそうな方)
認知機能 HDS-R 20点くらいかそれ以上、または最近のニュースを答えられない。
(MMSEは22点以上ですが、紹介後当院で検査を行いますので気にせずご紹介ください。)
2.既往歴について(下記の既往等がないこと)
脳出血、担癌者、脳梗塞後の認知機能障害、MRIがとれない方(体内金属等)。
3.確認事項(以下についてご理解・ご承諾があること)
・ 対象となる本人がレケンビの投与を希望されている。
・ 2週間毎に家族とともに盛岡赤十字病院へ通院可能。
・ 治療には高額な医療費がかかること。
・ただし収入により高額医療制度が利用できる。
・ 検査の結果により、治療を希望されてもレケンビ治療が受けられない場合がある。
・ 治す薬ではなく、脳に蓄積したアミロイドを減らすことで病状の進行を遅くする薬である。
※ ご紹介の際は、レケンビ専用の診療情報提供書をご活用ください。
・ 診療情報提供書(レケンビ投与希望者紹介用)【Excel】