平成27年度 盛岡赤十字病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 770 157 395 802 569 657 1351 1340 1075 240
岩手県の高齢化に伴う人口分布通り、60歳代~80歳代が多く1,000人を超えています。
当院の特徴としては産婦人科のお産が多い為、0歳~9歳までが比較的多くなっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100070xxxxxxxx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 41 20.83 15.35 7.32 61.12
110310xx99xxxx 腎臓または尿路の感染症 手術なし 18 10.28 12.60 11.11 61.89
150010xxxxx0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上)手術なし 手術処置等2なし 14 8.86 14.34 7.14 65.71
当院の内科では主に2型糖尿病に対する診療を行っております。
平均在院日数は全国平均よりも6日長くなっており、2週間の糖尿病教育入院以外の入院が在院日数を引き上げる要因となっています。
腎臓または尿路感染症、肺炎・急性気管支炎・急性細気管支炎が2位・3位を占めています。
初診時に主傷病名が不明な場合には内科で受け入れを行う傾向にあります。
平均在院日数はどちらも全国平均よりも短くなっており、早期診断・早期治療に努めております。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上)手術なし 手術・処置等2なし 76 15.83 14.34 11.84 66.07
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 39 20.28 21.69 25.64 86.95
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし
当院の呼吸器内科では主に肺炎に対する診療を行っております。
平均在院日数は肺炎・誤嚥性肺炎ともに全国平均とほぼ同等の日数となっており、標準的に医療を提供しております。
誤嚥性肺炎に関しては、連携する老人介護保険施設からの受け入れも多く、平均年齢が約87歳と高くなっております。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 54 11.20 10.93 11.11 76.33
150020xxxxx0xx 細菌性腸炎 手術・処置等2なし 34 7.21 7.33 5.88 53.50
060140xx97x00x 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの)その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 26 9.62 11.00 7.69 69.31
当院の消化器内科では主に消化管に対する診療を行っております。
大腸ポリープ切除は厚生労働省が指定する「短期滞在手術」に該当する為、診断群分類別患者数には計上しておりません。
大腸ポリープ切除以外としては、胆管結石・細菌性腸炎・胃十二指腸潰瘍の件数が多くなっております。
平均在院日数はいずれの疾患においても全国平均とほぼ同等の日数となっており、標準的な医療を提供しております。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 96 3.53 3.07 2.08 67.71
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 93 20.09 18.30 22.58 84.42
050070xx99000x 頻脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 35 10.34 7.26 14.29 74.31
当院の循環器内科では主に狭心症・心不全に対する診療を行っております。
平均在院日数は狭心症に対する心臓カテーテル検査が3日、心不全の薬物治療が20日となっており、全国平均とほぼ同等に日数となっております。
頻脈性不整脈に対する薬物治療は全国平均よりも3日長くなっておりますが、平均年齢が74歳と高齢であることを加味すると妥当な日数となっております。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040080x1xxx0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳未満)手術・処置等2なし 166 5.13 5.72 1.20 1.40
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関する障害(出生時体重2500g以上)手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 84 5.45 6.17 1.19 0.00
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満)手術なし 手術・処置等2なし 58 18.28 11.59 1.72 0.00
当院の小児科では主に肺炎・新生児に対する診療を行っております。
平均在院日数は5日となっており、全国平均と同等の日数となっております。
当院は分娩件数が年間1,000件程度あり、分娩に伴う新生児の疾患の件数も多くなっています。
出生時の体重が2,500g以上、1,500g以上2,500g未満の新生児を多く受け入れております。
1,500g以上2,500g未満の新生児に対しては1週間ほど在院日数が長くなっていますが、2,500g以上の新生児に対しては全国平均と同等の在院日数となっております。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など)腹腔鏡下胆嚢摘出術等 48 6.46 6.96 0.00 61.77
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 45 18.24 17.41 6.67 69.98
060150xx03xx0x 虫垂炎、虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 副傷病なし 34 4.38 5.56 0.00 43.68
当院の外科では主に消化管の手術を行っております。
ヘルニアの手術を多く実施していますが、厚生労働省が指定する「短期滞在手術」に該当する為、診断群分類別患者数には計上しておりません。
ヘルニアの手術以外では、腹腔鏡を使用した胆嚢摘出術・虫垂切除術、大腸の悪性腫瘍に対する切除術の実施件数が多くなっております。
平均在院日数はどの疾患においても全国平均と同等の日数となっており、標準的な医療を提供しています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人口骨頭挿入術 肩、股等 77 20.26 28.70 94.81 82.73
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 副傷病なし 31 3.06 5.70 0.00 53.87
160610xx01xxxx 四肢筋腱損傷 靱帯断裂形成手術等 27 30.33 22.19 0.00 67.52
当院の整形外科では主に骨折・靱帯断裂の手術を行っております。
平均在院日数は大腿骨の骨折で20日、前腕の骨折で3日となっており、全国平均よりも早く退院となっています。
特に大腿骨の骨折に関しては、地域の後方支援病院と連携を行っており、転院率が94.8%となっており、術後のリハビリも充実しています。
靱帯断裂の手術に関しては、全国平均と比較し在院日数が1週間長く、術後のリハビリの日数を長めに行う傾向があります。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x099030x 脳梗塞(JCS10未満)手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 副傷病なし 92 15.76 18.08 44.57 73.17
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 51 8.45 10.02 15.69 76.92
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 46 18.89 19.32 60.87 68.63
当院の脳神経外科では主に脳梗塞に対する診療を行っております。
通常脳梗塞は神経内科での診療となりますが、当院では神経内科での入院を受け入れ出来ない為、脳神経外科にて受け入れています。
平均在院日数は16日となっており、全国平均よりも2日短くなっています。
転院率も4割を超えており、急性期治療後のリハビリは地域の後方支援病院と連携を行っています。
頭蓋・頭蓋内損傷、非外傷性頭蓋内血腫に関する在院日数は、全国平均と同等となっており、標準的な医療を提供しています。
小児外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060150xx02xx0x 虫垂炎、虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 副傷病なし
11022xxx02xx0x 男性生殖器疾患 陰嚢水腫手術等 副傷病なし
140590xx97xxxx 停留精巣 手術あり
当院の小児外科では主に虫垂炎・陰嚢水腫・停留精巣の手術を行っております。
いずれの疾患に関しても、症例数が10件未満と少なく、全国平均との比較対象外となっています。
基本的に手術は入院当日に実施し、翌日には退院となる症例がほとんどであり、1泊2日の入院となります。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 249 11.49 9.94 0.00 33.25
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 164 10.35 10.18 0.00 42.59
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 123 11.23 9.63 0.00 31.98
当院の産婦人科では主に周産期、婦人科の腫瘍に対する診療を行っております。
正常分娩も扱っていますが、異常分娩に関しては地域の連携医療機関からの紹介も多く、岩手県内でも有数の産科医療機関となっています。
平均在院日数は胎児の異常、分娩自体の異常のどちらにおいても全国平均より日数が1日ほど長くなっています。
子宮の良性腫瘍に対する手術も多く実施しており、在院日数は全国平均と同等となっており、標準的な医療を提供しています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020200xx99x4xx 黄斑、後極変性、手術なし 手術・処置等24あり 16 2.00 2.53 0.00 72.13
020150xx97xxxx 斜視(外傷性・癒着性を除く。)手術あり
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし
当院の眼科では主に白内障に対する手術を行っております。
白内障の手術を多く実施していますが、白内障は厚生労働省が指定する「短期滞在手術」に該当する為、診断群分類別患者数には計上しておりません。
黄斑、後極変性に対する入院治療のみ10件以上あり、平均在院日数は全国平均と同等となっており、標準的な医療を提供しています。
斜視・眼瞼下垂に対する手術も実施しており、短期間の入院による治療を行っております。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 83 7.61 7.76 0.00 55.64
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 54 7.91 8.20 0.00 17.04
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 54 4.15 5.53 0.00 39.39
当院の耳鼻咽喉科では主に慢性副鼻腔炎、扁桃、アデノイドの慢性疾患、扁桃周囲膿瘍に対する診療を行っております。
いずれの疾患においても平均在院日数は全国平均と同等となっており、標準的な医療を提供しています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 23 11.26 11.97 0.00 66.57
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 13 3.15 4.38 0.00 52.38
080090xxxxxxxx 紅斑症
当院の皮膚科では主に急性膿皮症に対する診療を行っております。
平均在院日数は全国平均と同等となっており、標準的な医療を提供しています。
皮膚の良性新生物に対して腫瘍摘出術を実施する症例では、全国平均よりも短期の入院期間で医療を提供しています。
紅斑症に関しては症例数が10症例未満の為、全国平均との比較対象外となります。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓または尿路の感染症 手術なし 42 12.38 12.60 9.52 69.90
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 31 13.65 7.59 0.00 71.10
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術 25 19.24 10.25 4.00 75.24
当院の泌尿器科では主に尿路系の疾患への診療を行っております。
前立腺生検を多く実施していますが、厚生労働省が指定する「短期滞在手術」に該当する為、診断群分類別患者数には計上しておりません。
前立腺生検以外では腎臓または尿路の感染症への診療が最も多くなっています。
平均在院日数は全国平均と同等となっており、標準的な医療を提供しています。
膀胱腫瘍、前立腺肥大症等の手術を実施している症例では、在院日数は膀胱腫瘍で6日、前立腺肥大症等で9日、全国平均と比較して長くなっています。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 119 17.05 17.69 0.00 69.46
130030xx99x50x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等25あり 副傷病なし 66 18.09 15.48 0.00 76.15
130060xx99x4xx 骨髄異形成症候群 手術なし 手術・処置等24あり 41 12.54 11.17 0.00 76.15
当院の血液内科では主に悪性リンパ腫に対する診療を行っております。
全国平均と比較して、リツキシマブを使用した症例で同等、ベンダムスチン塩酸塩を使用した症例で3日長くなっています。
血液疾患における抗がん剤治療は、患者さまの状態により在院日数も変化するものであり、症状が重い患者さまを多く受け入れる傾向にあります。
骨髄異形成症候群における化学療法でアザシチジンを使用している症例の在院日数は、全国平均と比較して1日長くなっております。
麻酔科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹
100070xxxxxxxx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)
当院の麻酔科では疼痛緩和を目的とした診療を行っております。
いずれの疾患に関しても、症例数が10件未満と少なく、全国平均との比較対象外となっています。
緩和ケア外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし
060020xx97x0xx 胃の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし
060020xx99x00x 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし
当院の緩和ケア外科では悪性腫瘍の緩和治療を行っております。
当院は病院機能評価機構から認定を受けており、緩和ケア病棟入院料を算定しております。
いずれの疾患に関しても、症例数が10件未満と少なく、全国平均との比較対象外となっています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 49 10 14 27 2 15 1 7
大腸癌 56 12 19 37 5 16 1 7
乳癌 18 10 3 3 0 6 1 7
肺癌 6 0 1 4 2 1 1 7
肝癌 1 1 1 4 2 0 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌とは発症症例数が多いとされる胃癌・大腸癌・肺癌・乳癌・肝癌のことを指します。
UICC(国際がん連合)が定めた腫瘍の病気分類があり、T(原発腫瘍の拡がり)、N(所属リンパ節転移の有無)、M(遠隔転移の有無)を評価し、癌の進行の程度を表す為に作られたのがStage分類です。
この指標では当院が入院治療行った5大癌のStage分類毎の患者数を示しております。
当院の特徴としては、胃癌・大腸癌の消化器外科系の癌に対する治療を多く実施しています。
症例数は少なくなりますが、乳癌・肺癌・肝癌の治療も行っております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
重症度 0 36 11.50 46.50
重症度 1 24 18.71 80.17
重症度 2 16 19.00 80.31
重症度 3 10 22.90 84.10
重症度 4 6 23.33 90.33
重症度 5 0 0.00 0.00
不明 0 0.00 0.00
市中肺炎とは、普段の社会生活を送っている中で罹患した肺炎のことになります。
重症度は「尿素窒素(BUN)」「動脈血酸素飽和度(SpO2)「血圧」の結果、及び「意識障害」「免疫不全状態」「肺炎重症度規定因子」を基準に沿って評価し、その結果を合算したものになります。評価数値が高ければ重症となります。
この指標では重症度別に当院で治療を行った患者さまの人数・入院期間・年齢を示しております。
当院では重症度が低い患者さまの受入れが多くなっていますが、重症度が上がると在院日数も長くなり、平均年齢も高くなる傾向にあります。
成人市中肺炎においては、早期に治療を行い早期に完治させるべく診療を行っております。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 9 5.11 76.67 0.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内 5 9.40 77.80 20.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
I63$ 脳梗塞 3日以内 158 16.92 74.90 42.05
その他 18 14.67 77.22 5.11
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 1 10.00 24.00 0.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 2 39.50 58.00 66.67
その他 1 9.00 76.00 33.33
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内 1 22.00 73.00 100.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内 0 0.00 0.00 0.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
脳梗塞とは、脳に栄養を与える動脈の閉塞または狭窄のため脳虚血をきたし、脳組織が酸素または栄養の不足に陥り壊死に近い状態になることを指します。
この指標では発症日の違い(急性期、慢性期)による転院率、入院期間の違い等について示しています。
当院の特徴としては、脳梗塞の急性期(発症日から3日以内)の患者を多く受入れております。
I63$の脳梗塞の発症日から3日以内の患者が8割以上を占めております。
平均在院日数は17日で、4割以上は地域の後方支援病院にリハビリをお願いしております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 322 1.15 1.28 0.00 65.19
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 46 2.20 8.91 2.17 76.61
K7212 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上) 39 0.97 1.36 0.00 63.79
当院の消化器内科では主に内視鏡を使用した大腸ポリープ切除術を行っております。
入院期間は術前1日、術日、術後1日の3日間となっています。
消化器内科ではいずれも内視鏡による治療となり、術後に早期の回復が見込まれます。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 27 5.07 3.78 0.00 70.04
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極の場合) 26 4.69 10.08 3.85 77.69
K597-2 ペースメーカー交換術
当院の循環器内科では主に冠動脈へのステント留置、ペースメーカー移植術を行っております。
冠動脈へのステント留置の入院期間は術前5日、術日、術後4日の10日間となっています。
ペースメーカー移植術の入院期間は術前5日、術日、術後10日の16日間となっています。
ペースメーカー交換術は症例数が10件未満と少なく、数値計上対象外となっています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 82 1.70 4.73 1.22 63.63
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 62 0.98 2.53 1.61 64.94
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 43 1.23 2.35 0.00 68.09
当院の外科では主に腹腔鏡を使用した胆嚢摘出術、ヘルニア手術を行っております。
腹腔鏡を使用する胆嚢摘出術の入院期間は術前1日、術日、術後5日の7日間となっています。
ヘルニア手術は腹腔鏡を使用する場合と開腹で行う2種類の術式があります。
いずれの方法でも入院期間は術前1日、術日、術後2日の4日間となっています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(上腕) 74 3.34 11.80 70.27 74.57
K0462 骨折献血的手術(下腿) 46 2.00 8.59 23.91 58.35
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(下腿) 30 1.00 1.20 0.00 49.37
当院の整形外科では主に骨折の手術を行っております。
上腕の骨折に対する入院期間は術前3日、術日、術後12日の16日間、術後の転院率も70%となっています。
下腿の骨折に対する入院期間は術前2日、術日、術後9日の12日間、術後の転院率も24%となっています。
骨内異物(挿入物)の除去とは、以前の骨折の手術で固定したプレート等を取り除く手術のことで、術前1日、術日、術後1日の3日間の入院となります。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭による) 47 0.13 7.53 14.89 77.64
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 20 0.80 40.55 40.00 62.45
K1742 水頭症手術(シャント手術)
当院の脳神経外科では主に慢性硬膜下血腫に対する洗浄・除去手術を行っております。
慢性硬膜下血腫に対する治療は入院日にそのまま手術をするケースがほとんどで、術前0日、術日、術後8日の9日間の入院となっています。
脳動脈瘤頸部クリッピング術は術前1日、術日、術後41日の43日間のの入院となっています。術後のリハビリ転院も多く、転院率は4割となっています。
水頭症手術は症例数が10件未満と少なく、数値計上対象外となっています。
小児外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 29 0.00 1.00 0.00 4.10
K8351 陰嚢水腫手術(交通性陰嚢水腫手術)
K836 停留精巣固定術
当院の小児外科では主にヘルニア手術を行っております。
全ての症例で入院日に手術を実施し、翌日退院となります。
陰嚢水腫手術・停留精巣固定術は症例数が10件未満と少なく、数値計上対象外となっています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 271 5.01 8.73 0.00 33.34
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 177 3.84 9.05 0.00 31.76
K877 子宮全摘術 115 1.11 8.65 0.00 47.77
当院の産婦人科では主に帝王切開術を行っております。
予定の帝王切開術で術前5日、術日、術後9日の15日間、緊急の帝王切開術で術前4日、術日、術後9日の14日間の入院となります。
子宮全摘術は術前1日、術日、術後9日の11日間の入院となります。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 143 0.94 1.00 0.00 73.61
K2193 眼瞼下垂症手術(その他のもの)
K2422 斜視手術(後転法)
当院の眼科では主に白内障に対する水晶体再建術を行っております。
入院期間は術前1日、術日、術後1日の3日間となっています。
眼瞼下垂症手術・斜視手術は症例数が10件未満と少なく、数値計上対象外となっています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 52 1.00 5.96 0.00 57.10
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 47 1.00 6.49 0.00 18.38
K340-4 内視鏡下鼻・副鼻腔手術2型(副鼻腔単洞手術) 30 1.00 5.23 0.00 51.60
当院の耳鼻咽喉科では主に内視鏡を使用した鼻・副鼻腔手術を行っております。
入院期間は術前1日、術日、術後5日~6日の1週間程度となっています。
口蓋扁桃手術は術前1日、術日、術後6日の8日間の入院となります。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満)
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除)
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上、4cm未満)
当院の皮膚科では主に皮下腫瘍に対する摘出・切除術を行っております。
いずれの症例も症例数が10件未満と少なく、数値計上対象外となっています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他のもの) 40 1.85 11.25 0.00 71.68
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 33 2.70 4.12 0.00 68.21
K8412 経尿道的前立腺手術(その他のもの) 30 4.13 15.57 3.33 76.60
当院の泌尿器科では主に膀胱悪性腫瘍手術を行っております。
入院期間は術前2日、術日、術後11日の15日間となっています。
経皮的シャント拡張・血栓除去術では術前3日、術日、術後4日の8日間、経尿道的前立腺手術では術前4日、術日、術後16日の21日間の入院となります。
血液内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6112 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込カテーテル設置(四肢) 16 17.25 11.81 0.00 72.06
K6261 リンパ節摘出術(長径3センチメートル未満)
K6262 リンパ節摘出術(長径3センチメートル以上)
当院の血液内科では主に悪性腫瘍に対する化学療法を実施する際に使用する埋込型カテーテルの設置を行っております。
外科系の診療科とは異なり、入院中に設置の有無を検討する為、術前17日、術日、術後12日の30日間の入院と術前の日数が長くなっています。
リンパ節摘出術は10件未満と少なく、数値計上対象外となっています。
緩和ケア外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術
K664 経皮的食道胃管挿入術(PTEG)
緩和ケア外科では胸水・腹水濾過、尿管ステント留置、食道胃管挿入術を行っております。
いずれの症例も症例数が10件未満と少なく、数値計上対象外となっています。
呼吸器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2762 網膜光凝固術(その他特殊なもの(一連につき))
K331 鼻腔粘膜焼灼術
K496-4 胸腔鏡下膿胸腔掻爬術
呼吸器内科では網膜光凝固術、鼻腔粘膜焼灼術、胸腔鏡下膿胸腔掻爬術を行っております。
いずれの症例も症例数が10件未満と少なく、数値計上対象外となっています。
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K300 鼓膜切開術
K7151 腸閉塞症手術(腸重積症整復術)(非観血的なもの)
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度のもの)
小児科では鼓膜切開術、腸閉塞症手術、新生児仮死蘇生術を行っております。
いずれの症例も症例数が10件未満と少なく、数値計上対象外となっています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 5 0.07
異なる 8 0.11
180010 敗血症 同一 9 0.12
異なる 12 0.16
180035 その他の真菌感染症 同一 1 0.01
異なる 4 0.05
180040 手術・処置等の合併症 同一 40 0.54
異なる 1 0.01
この指標は医療の質を改善をすべく、播種性血管内凝固症候群・敗血症・その他の真菌感染症・手術・処置等の合併症に対して、入院契機病名(入院のきっかけとなった傷病)との同一性の有無を区別した上で症例数と発生率を示したものとなります。
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