緩和ケアチーム
緩和ケアは、がん末期の方だけが受けるケアではなく、がんと診断された時(早期)から安楽に治療や療養が受けられる為のケアです。
非がん患者さんの苦痛への緩和ケアも対応しております。医師・認定看護師・薬剤師・保健師・栄養士・理学療法士・社会福祉士と共にがん患者やご家族の全人的苦痛を和らげるよう活動しています。
医師・認定看護師・薬剤師・保健師・栄養士・理学療法士・社会福祉士と共にがん患者やご家族の全人的苦痛を和らげるよう活動しています。
排尿ケアチーム
排尿の問題は高齢者だけではなく40歳代から生じており、その頻度の高いことが明らかとなっています。
当院では、薬物療法を泌尿器科医師、対象患者への排尿問題のアセスメントを生活指導の研修を受けた看護師、行動療法や骨盤底筋体操をリハビリスタッフが担当し、月2回排尿ケアラウンドとチームカンファレンスを実施しています。
排尿の問題を抱える多くの方々に早期にケアを実施し、入院中だけでなく退院後も排尿問題の相談を受けていきたいと思っております。
栄養サポートチーム(NST)
医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、言語聴覚士、臨床検査技師、理学療法士などの多くの専門職種でNSTの活動をしています。
NST回診は週1回行い、食思不振、摂食嚥下障害、経腸・静脈栄養法の計画、口腔ケアなど栄養に関する多くのことに対応しております。
患者さんが病院、施設、在宅で継ぎ目のない栄養管理を受けることができるよう、今後も地域の医療機関、施設などの皆様と協力して、栄養サポートを実践していきたいと思います。
又NSTには看護師と地域の歯科医師、歯科衛生士で構成された、口腔ケアチームがあります。月に2回、口腔ケアラウンドとして、上記のチームで入院患者さんの口腔内診察やセルフケアも含めた口腔ケアのアドバイスをしていただき日々のケアにいかしています。
認知症サポートチーム(DST)
さまざまな身体疾患で入院された認知症の方も安心して療養できるよう専門職がチームを組み、サポートしています!
ご高齢の方や認知症の方は入院という環境の変化に対応するのが難しい場合があり、不眠、物忘れ、せん妄状態(興奮したり、大声を出す、暴力行為)等、認知症の悪化をまねくことがあります。
当院では平成28年2月より認知症ケアの専門知識を持った看護師を中心に、認知症サポートチームを結成しました。
チームは医師、認知症看護認定看護師、社会福祉士、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、医療事務で構成されています。
認知機能の低下、悪化の予防を初め、それぞれの専門性を生かし1人1人の抱える問題に沿った支援ができるよう病棟のスタッフと連携し活動しています。
褥瘡対策チーム
褥瘡対策チームは、皮膚科医師、褥瘡専任主治医、褥瘡専任看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士で構成されており、週1回褥瘡回診を実施しています。
褥瘡治癒を目指して、処置や体圧分散マットレスの選択、栄養評価等を行っています。
また、定期的に褥瘡の症例検討や褥瘡予防対策の研修企画などを実施し、院内の褥瘡対策に取り組んでいます。
セーフティコアチーム(SCT)
SCT(Safety Core Team)は、院内の医療安全全般に関する事項の具体的な提案、実行、評価などを医療安全管理委員会に対して提言し、院内の医療安全推進のために活動するチームです
SCTは週に1回カンファランスを行い、医療安全推進のための協議を行っています。
そして、月に1回は院内の安全ラウンドを行い、それぞれの職種からの視点で意見を出し合い、環境が安全か評価し、改善策を現場にフィードバックしています。また、地域の医療機関と連携し、相互評価を実施することにより、双方の医療機関における医療安全推進と医療の質向上に寄与しています。
チームは、医療安全管理養成研修などを終了したメンバーを中心に、医療安全推進室長(医師)、医療安全管理者(看護師)、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、臨床工学士、事務職員で構成されています。
感染対策チーム(ICT)
感染対策チーム(ICT:Infection control team)は感染に関する情報収集や院内への提供など、感染対策に関する実務を統括する役割を担っています。
患者さんはもちろん、面会の方、ご家族の方、職員を感染から守る為に活動しています。
メンバーは医師(ICD他)、薬剤師(BCPIC・BCICPS)、臨床検査技師、看護師(CNIC) 、事務職員で構成されており、2週間毎に会議を開催しています。
院内の感染対策における問題発生の予防と問題解決を実施しています。
また、地域の医療機関と連携し、地域全体で感染対策に取り組んでいます。
入退院支援チーム
総合患者支援センターには、地域医療連携室、入退院支援室、相談室の機能があり、看護師、社会福祉士、事務職員で構成され、様々な職種と連携しチームで活動しています。
〇地域医療連携室
紹介患者さんの診療予約やかかりつけ医療機関への逆紹介の窓口、医療連携に関する情報発信を行っています。
〇入退院支援室
入院前から退院困難な要因をスクリーニング・アセスメントし、多職種と協同しながら家族が希望する療養先へスムーズに退院するための支援を行っています。
〇相談室
さまざまな医療相談の他、外来患者さんの在宅療養支援も行っています。患者さんが安心して生活を送ることのできる医療をめざし、丁寧で総合的な支援
が実現できるよう院内連携の推進と地域の医療機関、訪問看護ステーション、ケアマネジャー、介護施設等との円滑な連携に取り組んでいます。
養育支援チーム(CPT)
養育支援チーム(child protection team:CPT)は、子どもの虐待を早期に発見し、組織的に対応して支援につなげることを目的とし、医師(小児科医、産婦人科医)、看護師(産婦人科外来・病棟、小児科外来・病棟)、社会福祉士で構成されています。
虐待ケースの他、不適切な養育のリスクの高いケースを周産期から把握し、必要な対策の検討やプロトコルの作成など行っています。
また、多角的・継続的な支援になるよう毎月、児童相談所、盛岡市子ども家庭センター、日赤乳児院岩手乳児院の担当者とカンファレンスを開催しております。
地域の関係機関との連携をとりながら、病院全体の対応能力の向上に努めています。
脳卒中相談窓口
「脳卒中相談窓口」は脳卒中専門医資格を持つ医師と日本脳卒中学会にて認定を受けた「脳卒中相談士」(看護師、社会福祉士各1名)で構成されています。
当院に脳卒中で入院歴がある方とその家族に対して、脳卒中に関する医療や介護、後遺症や仕事と治療の両立などのご相談を医師・看護師・社会福祉士・薬剤師・栄養士・理学療法士等の専門職が解決策を一緒に考えていく支援を行っています。